「ワードプレスのインストールが無事完了しました。」
となると、まずやりたくなるのが記事を書くこと。
…なのですが、いきなり記事を書き始めるのは決しておすすめとは言えません。
なんでダメなのー?
ワードプレスのインストールがまだの方は、先に済ませておきましょう。
fa-angle-double-rightエックスサーバーにワードプレスをインストールする手順
Contents
インストール後にやっておくべき4つの初期設定
ワードプレスを運営していく上で、実際に設定すべき項目は実にたくさんの種類があります。
ですが、ほとんどの設定は「必要になった時」に行っても問題はありません。
- サイトのタイトル:ブログの名前を入力します。
- パーマリンク:記事のURL表示の設定をします。
- プライバシーポリシー:収集した個人情報をどう扱うのかを示すために作成します。
- プラグインの追加:足りていない機能をプラグインで補います。
今回の記事でお伝えしていく設定は、最初の段階でやっておかなければ
- 不都合が生じるもの
- 運営上必ず必要になるもの
だけを抜粋して紹介しています。
1:サイトのタイトル
まず初めに行うのがサイトのタイトルの入力です。
一般設定画面が表示されたら、項目の一番上にあるサイトのタイトルを入力していきます。
たくさんの設定項目が並んでいますが、今回設定しておくべき項目はサイトのタイトルだけでOKです。
あなたが作成した愛おしいブログのタイトルをここに入力します。
サイトタイトルは後から変更することも可能です。
- シンプルに覚えてもらいやすい名前をつける。
サイトに訪れてくれた人にブログの名前を覚えてもらい、次回からブログ名で検索(指名検索)してもらうことを目的としています。
指名検索されるとGoogleに良いブログだと評価されるため、結果的に検索順位を上げることにも繋がります。
ポイントとしては、
- 読みづらい漢字を使わない
- 間違われやすいのでアルファベットを使わない
- 長すぎる名前は避ける
以上に気をつけるだけでも指名検索の敷居は下がります。
2:パーマリンクをGoogle推奨の設定にしよう
2つ目はパーマリンクの設定です。パーマリンクとはブログ記事のURLのことです。
- パーマリンク設定6つの種類
基本 | /?p=123 |
日付と投稿名 | /2020/07/14/sample-post/ |
月と投稿名 | /2020/07/sample-post/ |
数字ベース | /archives/123 |
投稿名 | /sample-post/ |
カスタム構造 | 自分好みにカスタマイズ可能 |
6つの内、1番上にある「基本」がデフォルトの設定となっています。
しかしGoogle推奨の設定となると「基本」を選ぶのはおすすめしません。
以下はGoogleからの抜粋文です。
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。
分かりやすく説明すると、
- URL構造はシンプルにしましょう。
- 人が見ても意味のある(分かる)単語を使いましょう。
この2つの設定を推奨しているわけです。
この点から、パーマリンクを「投稿名」に設定すれば、記事に付けた名前がパーマリンクとして設定されるわけです。
例えばこの記事を「投稿名」に設定して、そのままパーマリンクにすると、
こういった感じでパーマリンクが作成されます。
しかし、これだけではまだ不十分なんです。
よりGoogle推奨のパーマリンクに近づける修正方法が知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
3:プライバシーポリシーを作成しよう
Googleアドセンスやアフィリエイトをするにも必須となるプライバシーポリシーも、最初の段階で設定しておきましょう。
プライバシーポリシーとは、サイト(ブログ)に訪れてくれた方から収集した個人情報をどう扱うのかを明確に表明するものです。
ワードプレスには最初から固定ページに「プライバシーポリシー」という記事が用意されているので、必要事項を追記・修正して公開するだけでOKです。
足りない部分は下記よりコピー&ペーストして補ってください。
私たちについて
私たちのサイトアドレスは ”あなたのサイト(ブログ)のURLを記入してください” です。
運営者は ”あなたのサイト(ブログ)の管理者名を記入してください” です。
このサイトが収集する個人データと収集の理由
当サイトが受領する個人データの多くは、弊社の各種商品や有料・無料のサービスを取得することに関心のあるお客様から直接提供していただいたものです。これらの情報には通常、お客様の氏名、住所、電子メールアドレス、電話番号が含まれます。そのほか、個人データと関係しうる性別、年齢、子供の数、趣味、その他もろもろの情報も収集することがあります。お客様が商品やサービスを購入した場合には、例えば、クレジットカード情報(クレジットカード番号は弊社には送信されず、直接、各カード会社に、照会されます)、注文又は購入したサービス又は商品の種類がわかります。私共はお客様がウェブサイトに登録、ログオン又は訪問したときにも(無料提供情報希望登録、メールマガジン購読登録、ウェブサイト上の活動への参加を含みます)個人データを収集します。
また、当サイトが取得した個人データは、取得の際に示した利用目的もしくは、メールフォロー、バージョンアップ等のお知らせ、新サービス(広告含む)のご案内などに使用します。
コメント
訪問者がこのサイトにコメントを残す際、コメントフォームに表示されているデータ、そしてスパム検出に役立てるための IP アドレスとブラウザーユーザーエージェント文字列を収集します。メールアドレスから作成される匿名化された (「ハッシュ」とも呼ばれる) 文字列は、あなたが Gravatar サービスを使用中かどうか確認するため同サービスに提供されることがあります。同サービスのプライバシーポリシーは https://automattic.com/privacy/ にあります。コメントが承認されると、プロフィール画像がコメントとともに一般公開されます。
メディア
サイトに画像をアップロードする際、位置情報 (EXIF GPS) を含む画像をアップロードするべきではありません。サイトの訪問者は、サイトから画像をダウンロードして位置データを抽出することができます。
お問い合わせフォーム
当サイトのお問い合わせフォームから収集する個人データは、主にメールアドレス、名前、IPアドレスです。保持期間は約1年間ですが、マーケティング目的には使用しないことを言及しておきます。
Cookie
サイトにコメントを残す際、お名前、メールアドレス、サイトを Cookie に保存することにオプトインできます。これはあなたの便宜のためであり、他のコメントを残す際に詳細情報を再入力する手間を省きます。この Cookie は1年間保持されます。
もしあなたがアカウントを持っており、このサイトにログインすると、私たちはあなたのブラウザーが Cookie を受け入れられるかを判断するために一時 Cookie を設定します。この Cookie は個人データを含んでおらず、ブラウザーを閉じた時に廃棄されます。
ログインの際さらに、ログイン情報と画面表示情報を保持するため、私たちはいくつかの Cookie を設定します。ログイン Cookie は2日間、画面表示オプション Cookie は1年間保持されます。「ログイン状態を保存する」を選択した場合、ログイン情報は2週間維持されます。ログアウトするとログイン Cookie は消去されます。
もし投稿を編集または公開すると、さらなる Cookie がブラウザーに保存されます。この Cookie は個人データを含まず、単に変更した投稿の ID を示すものです。1日で有効期限が切れます。
他サイトからの埋め込みコンテンツ
このサイトの投稿には埋め込みコンテンツ (動画、画像、投稿など) が含まれます。他サイトからの埋め込みコンテンツは、訪問者がそのサイトを訪れた場合とまったく同じように振る舞います。これらのサイトは、あなたのデータの収集、Cookie の使用、サードパーティによる追加トラッキングの埋め込み、埋め込みコンテンツとのやりとりの監視を行うことがあります。アカウントを使ってそのサイトにログイン中の場合、埋め込みコンテンツとのやりとりのトラッキングも含まれます。
アナリティクス
当サイトではサイトの利用状況を把握するため、またサイト品質向上のためにGoogleによるアクセス解析ツール「アクセス解析の名前を入力してください(例:Googleアナリティクス)」を利用しております。このアクセス解析ツールはトラフィックデータ収集のためCookieを使用しています。このデータは個人データではなく非個人データです。また、Cookieにより収集した情報は広告をより効果的に作ったり、ユーザーエクスペリエンスを向上させたりとサービス改善のために利用されています。
取得したデータをどのように扱い、どのような形でプライバシーを保護するというのかについてはGoogleポリシー基づいて管理されます。詳しくは「ブラウザによって送信された情報の Google での利用について | Googleポリシーと規約」に記載されている内容からご覧いただけます。
あなたのデータの共有先
当サイトは、皆さまのご承諾がない限り収集した個人データを第三者に提供いたしません。当サイト以外の企業/団体から皆さまに有益と思われる情報のお届けを代行する場合にも、皆さまのご承諾がない限り個人データはそうした企業/団体には開示・提供いたしません。
ただし、皆さまが当サイト経由で当サイト以外の企業/団体に対して情報提供、サービス提供、商品の注文、応募、接触、仲介をご依頼いただいた場合や、それらの企業/団体が関係する展示会/セミナーの申し込みをされた場合、また広告掲載会社などへの資料請求の仲介を弊社に依頼された場合などには、当該企業/団体に個人データを開示・提供することがあります。
商品や有料サービスの料金を決済する場合に、金融機関などとの間で個人データを交換することがあります。金融機関の口座番号の正当性やクレジットカードの有効性を確認するためです。また、法律に基づき開示しなければならない場合や、当サイトと皆さまの権利/財産/安全などを保護/防御するために必要であると合理的に判断できる場合には、個人データを開示することがあります。
データを保存する期間
あなたがコメントを残すと、コメントとそのメタデータが無期限に保持されます。これは、モデレーションキューにコメントを保持しておく代わりに、フォローアップのコメントを自動的に認識し承認できるようにするためです。
このサイトに登録したユーザーがいる場合、その方がユーザープロフィールページで提供した個人情報を保存します。すべてのユーザーは自分の個人情報を表示、編集、削除することができます (ただしユーザー名は変更することができません)。サイト管理者もそれらの情報を表示、編集できます。
データに対するあなたの権利
このサイトのアカウントを持っているか、サイトにコメントを残したことがある場合、私たちが保持するあなたについての個人データ (提供したすべてのデータを含む)をエクスポートファイルとして受け取るリクエストを行うことができます。また、個人データの消去リクエストを行うこともできます。これには、管理、法律、セキュリティ目的のために保持する義務があるデータは含まれません。
あなたのデータの送信先
訪問者によるコメントは、自動スパム検出サービスを通じて確認を行う場合があります。
あなたの連絡先情報
個人情報の訂正・削除は ”あなたのメールアドレスを入力 ”から
プラバシーポリシーの変更
プライバシーポリシーは随時変更されます。個人情報の収集、利用及び/又は共有方法に重要な変更を行う場合には、このプライバシーポリシーが対象とするウェブサイトの目立つ場所に掲載することによってお知らせします。このプライバシーポリシーに関する重要な変更はこのプライバシーポリシーが対象とするウェブサイトに通知を掲載した日から有効となります。このプライバシーポリシーの変更は、当サイトからの変更通知前にお客様が提供した個人情報の利用に影響を及ぼすことになります。当サイトの個人情報の利用に関する変更に同意できない場合には、個人情報削除の意向を当サイトに通知しなければなりません。
データの保護方法
当サイトはお客様のデータの安全と秘密保持を最も重要なものと考え、お客様のデータを不正アクセスや不正利用から保護するための技術的、管理上及び物理的セキュリティ対策を実施しています。当サイトは、適切な新しい技術や方法を検討するために適宜セキュリティ対策を見直しますが、100%安全なセキュリティ対策は存在しないことをご了承ください。
データ漏洩対策手順
このセクションでは、内部報告制度、問い合わせの仕組み、または、バグ発見報奨金制度といった、潜在的または実際に発生したデータ漏洩への対策として整えている手段を説明する必要があります。
データ漏洩に関する兆候や事実を確認した場合、また外部から通報があった場合、サイト運営者に報告します。その後、データ漏えい対策を速やかに行います。まず、構内ネットワークが有線LANによる場合はLANケーブルを抜き、無線LANの場合はネットワークから切断し、二次被害の防止を行います。必要あらば、サービスの停止などを検討します。なお、外部の通報者の連絡先等を控えておくことも重要です。
データ漏洩の調査を行い、事実関係を裏付ける情報や証拠を確保します。
漏えいした個人情報の本人、取引先などへの通知、監督官庁・警察・IPA(独立行政法人情報処理推進機構)などへの届出、ホームページによる公表を検討します。漏えいした個人情報の本人に被害が及ぶ可能性がありますので、特別な理由がない限り本人に通知を行います。また、紛失・盗難のほか不正アクセス、内部犯行、脅迫等不正な金銭の要求など犯罪性がある場合は警察へ届出ます。
データ漏えいによって発生した被害の拡大の防止と復旧のための措置を行います。また、再発防止に向けた具体的な取り組みを検討・実施し、安全確認をした上で停止したサービスやアカウント、遮断したネットワーク等の復旧をして行きます。
※あらかじめ用意されているプライバシーポリシーには不要な部分もありますので、上記に書かれていない(必要のない)箇所は削除しても大丈夫です。
プライバシーポリシーの追加・修正が終わったらブログTOPページから閲覧できるようにしましょう。
リンクを貼る場所はTOPページの「ヘッダー(ページ上部)」や「フッター(ページ下部)」が良いでしょう。
どうやって貼るのー?
※リンクを貼る前に、プライバシーポリシーの記事は「公開」しておいてください。
- 開いた一覧から「メニュー」をクリックします。
- 次に「メニューを新規作成」をクリックしましょう。
- メニュー名は自分があとで見ても分かりやすい「フッターメニュー」がおすすめです。※以降の説明では「フッターメニュー」と名前を付けたものとして説明していきます。
- メニューの位置は「フッターのメニュー」にチェックを入れてください。
- 1の入力と、2のチェックが間違っていないのを確認したら「 次 」をクリックしましょう。
- 作成した「フッターメニュー」の中程にある「項目を追加」をクリックしてください。
- 「固定ページ」をクリックすると、公開されている固定ページが一覧で表示されます。
- 公開しておいた「プライバシーポリシー」の記事をクリックしましょう。
4:これは必須!プラグイン5つを追加しよう
最後はブログ運営で最低これだけは追加しておきたいプラグインをご紹介します。
- Google XML Sitemaps:XMLサイトマップを自動生成・更新
- Table of Contents Plus:投稿記事に目次を表示
- Contact Form 7:お問い合わせ用メールフォームを作成
- WebSub/PubSubHubbub:投稿記事を素早くインデックス
- All-in-One WP Migration:ワードプレスのデータを簡単バックアップ
Google XML Sitemaps
XMLサイトマップを自動的に生成・更新して検索エンジンにインデックスしてもらう手助けをしてくれるプラグインです。
簡単に説明するとXMLサイトマップとは、ブログ内の記事の情報(URLなど)を検索エンジン(Googleなど)に知らせるためのものです。
検索エンジンに自分の記事を知ってもらって検索に表示してもらえるようにします。
※WordPress5.5にて、XMLサイトマップを自動作成する機能が標準実装されました。
WordPress5.5のサイトマップが使えるのかを記事にまとめましたので、気になる方はそちらもご覧ください。
fa-angle-double-rightWordPress5.5で標準設定されたサイトマップは使えるの?【初心者向け】
Table of Contents Plus
このプラグインを使うと、あらかじめ設定しておいた内容の通りに、見出しを使って目次を自動追加してくれます。
目次があると記事の内容を把握しやすくなるので、読む人にとって利便性が増します。
Contact Form 7
お問い合わせ用のメールフォームをお手軽に設置することができるプラグインです。
自動返信メールを送る設定などもカスタマイズできますが、シンプルなフォームでいいなら特に設定をいじることなくとても簡単に設置できます。
WebSub/PubSubHubbub
投稿した記事を素早くインデックス(サイト情報を検索エンジンに登録)してもらうためのプラグインです。
通常は検索エンジンに投稿した記事が反映されるまでに数時間から数週間はかかってしまいます。でも折角書いた記事だからこそ、早く見て欲しいですよね!
このプラグインを使うことによって「数分以内」でインデックスさせることが可能になるのです。
All-in-One WP Migration
ブログの運営を続けていれば、トラブルに直面することだってあります。
だからいざという時のために、ワードプレスのバックアップを簡単に取ることができるこのプラグインの出番です。
バックアップを取るのって、複雑でめんどくさいのかな…と思っていましたが、このプラグインを使えば誰でも簡単にバックアップが行えます。
またワードプレスの引っ越し作業もこのプラグインが活躍してくれます。
便利なプラグインがたくさんあるため、あれもこれもとどんどん欲しくなってしまうでしょうが、過剰なインストールはサイトの表示速度が遅くなる原因となるため注意してください!
なので「これだけは絶対に必要!」なもの以外は、出来る限りインストールしないようにしましょう。
入れ過ぎはダメですが、プラグインはとっても便利で簡単に追加できるプログラムなので、上手に利用して快適なブログ運営を行ってください。
まとめ
- サイトのタイトル:ブログの名前を入力します。
- パーマリンク:記事のURL表示の設定をします。
- プライバシーポリシー:収集した個人情報をどう扱うのかを示すために作成します。
- プラグインの追加:足りていない機能をプラグインで補います。
以上の4つが記事を書く前にやっておきたい初期設定になります。
面倒だからといって後回しにすると、不具合が起きてしまってはかえって面倒なことになるだけです。
どうせやらなければいけないことですから、今すぐに済ませておきましょう。
初心者の方におすすめの、シンプルで書きやすい”クラシックエディター”について詳しく記事にまとめましたので、興味のある方は参考にしてみてください。