Twitterは、ビジネス目的で利用しても非常に役に立つ、強力でしかも無料のツールです。
上手に使えば、宣伝・集客・見込み客との価値観の共有をすることもできます。
私も実際、Twitterからお客様が来てくださることも少なくありません。
やっと決心と方向性が固まりました。Twitter攻略法ではなく「見てもらえて」「気になる」アカウントを育てるためのnoteを出します。媒体はnoteにするかブログにするかまだ考え中。もし知りたい項目がある方には出来るだけお答えしますので、良かったら執筆中の今のうちにリクエストください🥰 pic.twitter.com/6X5k0SJDWu
— 雪☃️@全力で寄り添うマーケター (@yuki_88888888) November 1, 2020
こちらのnoteは大変好評いただき、無料期間に200名を超える方に配布。
加筆した有料版は、この記事を執筆している時点で40人以上の方にご購入いただきました。
フォローしてくれてるの、友達のミー助クンひとりだけど…
Contents
読ませるためにはエンゲージメント率が超重要
Twitterを開いている時、もしかするとあなたは、フォローしている人のところを巡回して、なんとなくいいねを押して終わり……なんていうことがあるかもしれません。
特に忙しい時などは、どうしても流し読みになりがちです。
しかし、考え抜かれて運用されているアカウントは、朝の忙しい時間帯であっても大勢の人が集まっています。
その理由は、エンゲージメント率の高いアカウントだからです。
Twitterに取り組んでいる方にとって、エンゲージメント率という言葉はたびたび見聞きする機会があるはずです。
数字が高ければ「ファンが多い」といえるので、Twitterを使ったさまざまな可能性が見えてきます。
たとえば、集客に使う。
ファンを集めて新たなビジネスに繋げる。
今や国内に4,500万人のユーザーを抱えるSNSであるTwitterの可能性は無限大です。
それでは、これからエンゲージメント率の仕組みと集客との関連性を紐解いていきましょう。
まず、エンゲージメント率を計算するためには以下の式を使用します。
エンゲージメント数を、インプレッション数で割り、100を掛けたものがエンゲージメントです。
インプレッション数とは何かというと、自分のツイートが他のTwitterユーザーのTL(タイムライン)に表示された回数のことです。
これは実際に目に留めて読んでくれたかどうかには一切関係がなく、誰かのTLに一度流れればそれだけで1インプレッションがカウントされます。
それに対してエンゲージメント数は、
- いいねをする
- リプライやRT(リツイート)をする
- プロフィールを見に行く
- フォローする
- 画像などのリンクをクリックする
など、ユーザーがツイートを見て行ったアクションの総数となります。
つまり、流し読みするだけにとどまらず、一歩踏み込んだ行動をされて初めてエンゲージメントと呼べるようになるわけです。
もし、あなたがTwitterアカウントからマネタイズをしたいと考えているのなら、いいねを押す以上のリアクションを取ってもらう必要がありますよね。
つまり、必然的にエンゲージメント率を高く保つ必要があるということになります。
エンゲージメント率の高いアカウントは、すなわち濃いファンの多いアカウントだからです。
エンゲージメント率の平均は?
エンゲージメント率の平均について述べているサイトを探しましたが、最新(2022年)バージョンの正確な情報を見つけることはできませんでした。
少し古いデータではありますが、2016年にインフルエンサー・マーケティングを行う企業であるマーカリー(Markerly)が、200万人のユーザーを対象として実施した調査によると、以下の数字が出ています。
フォロワー数 | エンゲージメント率 |
1,000人未満 | 8% |
1,000~1万人 | 4% |
1万~10万人 | 2.4% |
10万人以上 | 1.7% |
エンゲージメント率について述べているツイートを60件ほどチェックしたところ、3%台から8%程度の数値を出している方が多かったです。
平均値を出すなら4%~5%で、7%あたりを目標値に設定しているユーザーも多い印象を受けました。
ちなみに、私のアカウントは実験的にエンゲージメント数を高めることだけを意識して常に10%超えを狙っていましたが、現在はログイン時間が減ったため、だいたい5%~6%前後をキープしている状態です。
インプレッション数には価値がない?
インプレッション数の多いユーザーは、自身のブランディングのため、200万インプ・500万インプなど自分の月間インプレッション数をプロフや固定ツイートに掲げて周知していることが多いです。
かくいう私も、月間100万インプレッションを超えた時点で商品の宣伝をさせてもらったことがあります。
インプレッション数が高いということは、リプライをたくさんもらったり、RT(リツイート)などで拡散されたりして多くの人の目に触れる機会があるということ。
つまり、発信力を高めたいという目的からは有利になります。
しかし、この数字が140万を超えた頃、私のアカウントのエンゲージメント率は、10%から一時的に7~8%程度に下がってしまいました。
前述のとおり、私はエンゲージメント率の目標を平均より高く設定していました。
2020年12月、月間インプレッション総数はそれまでの88万から160万にアップしたのですが、獲得したエンゲージメント率の平均が10.2%から3%近く下がったことからは、大変貴重な検証データが取れたと思っています。
また、2022年1月には某ツイートがバズり、1412万インプを達成しましたが、そこまで見られたにも関わらず、エンゲージメント率は4.7%に激減してしまいました。
さて、インプレッション数が上がるとエンゲージメント率が下がるのはなぜなのでしょう。
肝心な点として、広く拡散されるほどスルーされる絶対数が増えるということを考えなくてはなりません。
つまり、「知り合いではない人による、特に興味のないツイートが自分のタイムラインに上がってきたと思うユーザー」が増えてしまい、アクションに繋がりにくくなるのです。
100万インプレッションを超えている方はエンゲージメント率4%以上(できれば目標値7%)を目指すと良いという意見もありました。
暴露noteを出してから露骨に“インプでドヤる人”が減りましたが、「エンゲージメント率」でドヤる人が増えてますね。残念だけど、インプもエンゲージメント率も共に大切です。個人的には発信者なら100万インプのエンゲージ4%以上が妥協点な気がしますね。結局大切なのはエンゲージメント“総数”です。 pic.twitter.com/vj1a7korDb
— SHO@株式会社AEGIS代表取乱役 (@SHO_Mntiz) June 29, 2020
インプレッション数が跳ね上がった場合、それまでと同様のエンゲージメント率を保つためには、いくつかの工夫が必要になります(本気でやればできなくはないものの、結構大変な作業です)。
エンゲージメント率を上げながらインプレッションも上げるためには何をしたらよいか、その答えはひとつです。
ガチ運用。これに尽きます。
つまり朝から晩まで余裕のある時間は常にTwitterに時間を割き、リプやいいねをつけて回りまくることです。しかしやりすぎると確実にツイ廃になりますし、精神的にも大変です。
私は現在、エンゲージメント率のパーセンテージに固執するつもりはありません。
それは、Twitterをしている時と同じくらい、アプリを開かない時間も大切にしたいからです。
というわけで、一番楽な運用法としては、濃いファンを作りながらエンゲージメント率を上げ、拡散されるようなツイートを時々挟むやり方がおすすめだと考えます。
拡散されるツイートは、私の経験上「共感を得られるツイート」、「何かの不条理に物申すツイート」が多いです。
ここでひとつ注意点があります。
あなたのアカウントが影響力を持ち、広く拡散されるとアンチは必ず湧いてきます。
それがたとえ、誰も傷つけないようなツイートであってもです。
クレジットカードを出して会計したら「合言葉をお願いします!」と言われた。吹き出すのを堪えつつ「山!とかいうやつですかね?」とボケてみた。川!って返してくれるかと思ったら「あの、ここに4桁の数字を…」と困惑された。彼は言い間違いに気づいていなかった。何故か私が謝った。おはゆき☃️☀️
— 雪☃️@全力で寄り添うマーケター (@yuki_88888888) November 22, 2020
このように、笑いを誘ったつもりのツイートも、
派遣時代、一回り以上年下の後輩が正社員になり上司になった日、その人はふんぞり返りながら私にタメ口をきいた。私は咄嗟に敬語に切り替えたけれど、心の距離は大きく離れた。右も左も分からない彼に仕事を教えたのは私だった。どれだけ置かれた立場が変わっても、忘れてはいけないことは必ずある。
— 雪☃️@全力で寄り添うマーケター (@yuki_88888888) December 4, 2020
割と正論を言ったはずのこのツイートでも、拡散されると同時に嫌味を言う人が現れました。
叩かれるのは誰だっていい気持ちはしないものです。私も正直へこみましたが、有名税だと割り切って、集まってくれている共感者を大事にしようと気持ちを切り替えました。
集客に利用するために
あなたがTwitterで物やノウハウなどを販売しようと思うとき、そもそもお客様はなぜ買うのかという点を考えなければなりません。
欲しいから買うんでしょ?……と思ったとしたら残念、ちょっと甘いです(笑)。なぜなら、その商品と似た商品は、ほとんどの場合、世の中探せばいくらでもあるからです。
では、なぜあなたから買うのか。
それはあなたに共感し、あなたのことを信用しているからです。
エンゲージメント率が高めのアカウントは前述のとおり、ファンが多いです。
つまり、彼らがあなたの商品を買ってみようと思ってくれる確率は、一般企業などのビジネス系アカウントよりも大きくなるわけです。
インフルエンサーになるメリット
インフルエンサーの定義は様々ですが、フォロワーさんが1,000人程度のアカウントでも十分にインフルエンサー(頭にマイクロとかナノをつけたインフルエンサー)になれます。
相手に影響を与えられるアカウントは、常日頃からの発信を見たファンや企業から注目されることで、ビジネスチャンスをどんどん伸ばすことができるのです。
私は今現在5,000人弱の方にフォローをいただいていますが、リアルマネーに即つながるお客様だけでなく、企業からの取材の申し込みや、ビジネスで提携したいというお申し出も受けています。
どうやって人の集まるアカウントを育てたら良いかとお悩みの方には、noteも書いています。
リリースしてから日にちは経ちましたが、現在も好評をいただいている自信作です。
興味を持ってくださいましたら、ぜひご覧ください。
fa-angle-double-right心を揺さぶる高エンゲージメントTwitterアカウントのマーケティング的育成論